無罪判決が確定した被告人が真犯人だったらどうなる? 【難しいかもしれないけど分かりやすいつもりで書いた法律用語解説】

  • 2017.07.09 Sunday
  • 07:35

JUGEMテーマ:法律

 

 

ランキングに参加しています。

あなたのワンクリックが1ポイントになります。

 

この下の「広島ブログ」と「弁護士」をポチッと応援よろしくお願いいたします。<(_ _)>

 
広島ブログ

 
にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村 
休山山頂から瀬戸の風景.jpg
 呉鳥人〜くれとりびとさんのブログより「休山山頂から瀬戸の風景」


 

 

窃盗罪など普通の犯罪には公訴時効がある。

 

だから,犯行が行われてから一定期間が経過すると犯人を罪に問うことはできなくなる。 

 

だが,殺人罪などには公訴時効がない。

 

従って,捜査機関は,犯人を検挙するまで未来永劫捜査を継続しなければならない。

 

ところで,殺人事件の犯人を検挙して起訴したものの,無罪となった場合はどうなるのか。

 

その場合,捜査機関は,理論上は真犯人を検挙するまで更に捜査を行わなければならない。

 

では,再捜査を行った結果,無罪判決を受けた被告人が実はやはり真犯人であると判断した場合はどうなるのか。

 

警察は,理論上は,再度検察官にこれを事件として送致しなければならないことになるだろう。

 

しかし,憲法39条は,「何人も(中略)既に無罪とされた行為については,刑事上の責任を問はれない。」と定めているから,検察官はこの被告人を起訴することはできない。

 

仮に起訴したとしても,刑事訴訟法337条1号により免訴が言い渡されて裁判は打ち切られるから,有罪になることはない。

 

そこで検察官は不起訴とするほかないが,その場合の不起訴裁定書の裁定主文(不起訴の理由)は「起訴済み」となると思われる。

 

「真犯人を起訴できない」というこの結論は,一見不合理に見えるが,捜査機関に被疑者を逮捕・勾留し,捜索・差し押さえを行うなどの強力な権限を認める代わりに,国民が裁判にかけられるのは一度限りとし,警察や検察の権限行使を慎重にさせて国民の人権が侵害されないように配慮したものである。

 

 

 

 
企業サイトや人気サイトの運用実績多数!月額1,000円(税抜)〜の高スペックレンタルサーバーヘテムル
 

 





 
  

 

 

calendar

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>

Facebook友達の方は初回相談無料で対応させていただきます。

弁護士ブログランキング

無料カウンター

ここから楽天でお買い物ができます

ここからアマゾンでお買い物ができます

selected entries

categories

archives

recent comment

  • 隣のコースからのショットでけがをした女性が,ゴルフ場とショットを打った男性を提訴
    ふぃーゆパパ (10/17)
  • 隣のコースからのショットでけがをした女性が,ゴルフ場とショットを打った男性を提訴
    ふぃーゆパパ (10/17)
  • 結婚相手はカープファン以外許せない広島県民が10人に1人
    ふぃーゆパパ (10/17)
  • 隣のコースからのショットでけがをした女性が,ゴルフ場とショットを打った男性を提訴
    こま (10/17)
  • 隣のコースからのショットでけがをした女性が,ゴルフ場とショットを打った男性を提訴
    金星 (10/17)
  • 結婚相手はカープファン以外許せない広島県民が10人に1人
    Д僖 (10/17)
  • 結婚相手はカープファン以外許せない広島県民が10人に1人
    ふぃーゆパパ (10/16)
  • 結婚相手はカープファン以外許せない広島県民が10人に1人
    ふぃーゆパパ (10/16)
  • 結婚相手はカープファン以外許せない広島県民が10人に1人
    こま (10/16)
  • 結婚相手はカープファン以外許せない広島県民が10人に1人
    灰皿猫 (10/16)

recent trackback

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM