「妻は他人」事件

  • 2017.11.14 Tuesday
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 呉鳥人〜くれとりびとさんのブログより「広町田のコスモス」
 


 

 

離婚事件では,「奥さんは別れれば他人だけど,お子さんとの親子の縁は一生切れないから」などと助言することがある。

 

民法725条2号によれば,妻は親族である。

 

ところが,「妻は他人である」とする判例があり,俗に「妻は他人事件」と呼ばれる。

 

自動車損害賠償補償法(自賠法)3条は,「自己のために自動車を運行の用に供する者は,その運行によつて他人の生命又は身体を害したときは,これによつて生じた損害を賠償する責に任ずる。」と規定する。

 

これを文字どおり当てはめたら,妻は親族であって他人ではないから,夫が運転する車に乗っていて交通事故に遭った場合,妻は自賠責保険による補償を受けられないことになる。

 

しかし,最高裁昭和47年5月30日判決(民集26巻4号898頁)は,「自賠法3条は,自己のため自動車を運行の用に供する者及び運転者以外の者を他人といっているのであつて,妻が夫の運転する自動車に同乗中夫の運転上の過失により負傷した場合であつても,(中略)妻は,自動車損害賠償補償法3条にいう他人にあたると解すべきである。」と判示し,妻は他人であるとした。

 

つまり,「妻は他人である」と認定することによって,最高裁は妻を保護(救済)したのだ。

 

同じ言葉でも,その場面によって意味が違うのが,日本語や法律の難しいところである。

 

 

 

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コメント
血縁関係の「たにん」でなく、運転者以外の「ほかのひと」という意味で捉えたのですね。
ところで
妻は他人でなく親族だからと保険金を支払わないとした保険会社って如何なものなんでしょうか?
普通に考えたら、運転者以外の人の事だするでしょうに。
他人を親族でない人と理解するなんて、屁理屈としか思えませんね。
  • やんじ
  • 2017/11/14 5:18 AM
ネットで検索すると
「他人」の意味は
ー分以外の人。ほかの人。他者。
家族・親族以外の人。血のつながりのない人。
8ず知らずの人。親しくない人。
い修了と関係ない人。当事者でない人。
となっているので、やはり解釈がややこしくなりますね。
  • こま
  • 2017/11/14 6:44 AM
やんじさん
コメントありがとうございます。
家中心の昭和の時代の事件ですから,家族の過失によって家族が保険金を受け取るのはおかしいという考えだったのかもしれませんね。
こまさん
コメントありがとうございます。
日本語って本当に難しいですね。
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