弁護人の準抗告を認容し,検察官の勾留延長請求を却下した事例〜広島地裁平成30年4月20日決定〜

  • 2018.04.24 Tuesday
  • 17:27

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呉鳥人〜くれとりびとさんのブログより「野呂川ダムの桜」

 

 

 

 

 

被疑者を勾留した事件につき,勾留の請求をした日から10日以内に公訴を提起しないときは,検察官は,直ちに被疑者を釈放しなければならない(刑事訴訟法208条1項)。

 

裁判官は,やむを得ない事由があると認めるときは,検察官の請求により,前項の期間を延長することができる。この期間の延長は,通じて10日を超えることができない(同条2項)。

 

この条文を素直に読む限り,被疑者の勾留期間は原則10日間であり,やむを得ない場合のみ最大で20日間である。

 

にもかかわらず,実務の現状では,検察官による10日間の勾留延長請求がフリーパスでまかり通っており,被疑者の勾留は20日間が原則であるが如き状況を呈している。

 

4月19日にも,同様の検察官の勾留延長請求を認める裁判がなされたため,私は翌20日に準抗告申立(不服申立)をした。

 

このところ3回ほど連続して私の準抗告は容認されているが,いずれも勾留延長期間は短縮されたものの,勾留延長自体は認められ,被疑者の身柄拘束は続いた。

 

しかし,今回の決定は,私の準抗告を認容し,検察官の勾留延長請求を却下した。

 

つまり,被疑者は釈放され,いわば私の全面勝訴となった。

 

検察官や原裁判は,被疑者の余罪捜査や生活状況の捜査が必要であるとしたが,本件決定は,「余罪捜査は終局処分の決定自体を左右するとはいい難い」,「生活状況に関する裏付け捜査は,終局処分を決するために勾留期間を延長してまで尽くす必要があるとはいい難い」として,「勾留期間を延長することについてやむを得ない事由はない」との私の意見を採用してくれた。

 

事案の内容に鑑み適切に判断した当然の決定であると思うが,本決定が,むやみな勾留延長請求を繰り返す検察実務に釘を刺し,検察官の勾留延長請求を安易に認容する裁判官に警鐘をならすことを期待したい。

 

 

 

 
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  • 2019.03.23 Saturday
  • 17:27
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    コメント
    根拠薄い延長、精神的肉体的な拷問と同じですね。
    • やんじ
    • 2018/04/24 5:40 PM
    やんじさん
    コメントありがとうございます。
    しかもその間に自白を迫るのですからなおさらです。
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