職務質問は違法 覚せい剤使用に無罪判決〜広島地裁平成30年6月14日判決〜

  • 2018.06.17 Sunday
  • 21:23

JUGEMテーマ:裁判

 

 

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職務質問については,警察官職務執行法2条がこう定めている。

 

1 警察官は,異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯し,若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者又は既に行われた犯罪について,若しくは犯罪が行われようとしていることについて知つていると認められる者を停止させて質問することができる。

 

2 その場で前項の質問をすることが本人に対して不利であり,又は交通の妨害になると認められる場合においては,質問するため,その者に附近の警察署,派出所又は駐在所に同行することを求めることができる。

 

3 前2項に規定する者は,刑事訴訟に関する法律の規定によらない限り,身柄を拘束され,又はその意に反して警察署,派出所若しくは駐在所に連行され,若しくは答弁を強要されることはない。

職務質問は完全な任意捜査であり,強制にわたることは許されない。

 

しかし,現実には,市民が法律を知らないのをよいことに,警察官による強制的な職務質問が行われているのが実情である。

 

共同通信の報道によると,覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われた広島市の男性に対し,広島地裁は,職務質問時の警察官の行為を違法と認定して,陽性反応が出ていた尿検査の鑑定書を証拠として認めず,無罪(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。  

 

男性は,広島市内でパトロール中の警察官から職務質問を受けている途中に逃走したが,追い掛けてきた警察官に両肩を強く押さえ付けられるなどし,その後に裁判官が発付した令状に基づき採尿された。

 

安藤範樹(あんどう・のりき)裁判長は,「警察官の対応は職務質問に必要な最小限の有形力の行使とは言えない。こうした経緯で採取された尿の鑑定結果については令状主義の精神を無視する重大な違法があったというべきで,証拠から排除するのが相当だ」とした。

 

我々から見ると当然の判断なのであるが,警察官の違法な令状請求を見逃して令状を発付した裁判官の責任も大きいと思う。

 

なお,この判決について,浮沼亭の気まぐれ放談さんが,疑問を書かれていたので(https://blog.goo.ne.jp/gooidh-masui/e/93af812843d4e087856940d393484f6a 浮沼亭の“気まぐれ放談”「罪があっても『無罪』の判決?」2018年6月16日),明日はそれにお答えしたいと思う。

 

 

 

 
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